制作会社にこういうお願いしてもOK?
前回:リニューアル?制作会社はどこにしよう… - カタコト日記
制作会社と上手につきあうためのちょっとした Tips。
発注側の Web 担当者さん向けに、海外の制作側の方の記事を紹介してます。
http://www.wakeuplater.com/freelance-lessons/10-absolute-nos-for-freelancers.aspx
6) I have a great idea. Do you want to...? No.
→ 「すごくいいアイデアがあるんだけど、よかったら…」「無理!」
文脈からすると、「よかったら手伝ってくれない?」的なお誘い話なのかなぁ。
少し不明&通常ケースの発注側からはあまり意味なさそうなのでカット…。
7) Do you have an IM account? No.
→ 「インスタントメッセンジャーのアカウント教えてくれない?」「無理!」
相手にいつでも連絡をとれる手段として IM のアカウントを交換するか否か。
これはケースバイケースな気がしますね。個人的には、時を選ばずカットインできてしまう
IM より、相手の都合の良いタイミングで見てもらえるメールでの連絡の方が、
お互いにとっていいと思うんだけど、どうでしょ?緊急なら電話でフォローすればいいし。
8) Can I just pay the whole amount when it's done? No.
→ 「プロジェクトが終わった段階で全額支払うのでいい?」「無理!」
これはおそらく割合大きい(数ヶ月単位)プロジェクトの話かな。
支払いの額とタイミングは、制作側にとってもすごくセンシティブな問題。
月ごとにいくら支払う、開始前に30〜50%を支払うなど最初に契約で決めておきましょう。
9) Is there any way you could get this done tonight or this weekend? No.
→ 「明朝(または週明け)までになんとかこれを仕上げてほしいんだけど」「無理!」
いろんな事情でこれもよくある状況。ただ、これを頼みの綱にするのはやっぱ避けましょう。
お願いすればなんとかやってくれるところが多いとは思うんだけど、急なスケジュール変更は
相手方にとっても当然、迷惑&負担(通常、別コスト)になるってことを忘れずに。
まずは自分たちの社内でそのスケジュールを再調整できないか検討すべき。
10) Can I be sure you won't use this work in anything else? No.
→ 「今回の成果物の一切をほかの案件では使わないと約束してくれますか?」「無理!」
成果物(特にコード)の著作権がらみのお話ね。
この著者の場合、次のようなことを契約に含めてるようです。
- 今 PJ で制作するコードは別 PJ から流用したものを含むが、それについては課金しない
- 今 PJ で制作するコードは、後に別の PJ に流用される可能性がある
- 最終成果物としてのサイトの所有権は譲渡されるが、個別コードのそれは含まない
(補足:こうすると、例えばクライアント側でコードを再販するといったことができない)
実際問題、HTML やプログラムのコードは少なからず使い回されてるはずで、それがダメなら
コードをゼロから書き上げる時間とコストを加味する必要が出てきます。(実際、そういう
シビアな PJ もあって、流用防止のため隔離環境&持ち込み禁止で開発することもあるって話を
どこかで読んだ)このトレードオフの関係は常識として知っておくといいかも。
こんなところです。
10個のうち1つでも参考になれば!