CGM サイトでアイドルが育つ条件って？

いいですとも！

※ニコニコ動画がSP1になりましたね。運営の方々おつかれさまです！

CGM 系サイトで優良コンテンツを生み出してくれるユーザー（例：前に取り上げた

ガゼルのような、引退しちゃったけどね）を育てるためにはどうすればいいのか？

ニコニコ動画を参考にして考えてます。

制作者がいくら良いコンテンツを投稿しても、それだけではアイドル化現象は起きません。

ここでは、ニコニコ動画で観客としてのユーザーに何が起こっているのか考えてみました。

（対観客、なんとなく時系列順）

次々に現れるコメント。見てるだけでも、わいわいやってるなーという空気を感じます。

「わおっ弾幕？超楽しいヽ(´∀｀*)/」って気づかぬうちに、その空気にのまれてたり。

この「楽しそう」っていう直感的な期待は次の行動への "つかみ" として重要ですね。

で、「よし参加しよう！」って思ったらコメントを書くことですぐ "一緒に" 盛り上がれます。

実は非同期なのに、これってスゴいよね。そして「これ良いなぁ」って気持ちを即座に

多くの人と共有*1できちゃうのです。この即時性＋同期性＋感情の共有が、

普通の動画をライブ映像に、ただの観客をファンに変えてる大きな要因じゃないかと思います。

あと重要なのは、観客側でも起きてるマッシュアップ的な現象。コメントが単なるコメントに

とどまってません。弾幕やコメント職人によるきれーな装飾は、動画の付属品というよりは

それ自体が立派なコンテンツの一部。つまり、動画＋コメント＝完成品って構図ですね。

"制作" に協力できて（しかも手軽に）一体感を味わえる。ファンはウハウハです。(ﾉ´∀｀*)

コメントの数はもちろんのこと、1-6 のようなコンテンツに華を添えるコメントや応援は

投稿者の次の制作へのモチベーションを高めますよね。ファンは次の作品が見たいと思い、

投稿者は次はどんな反応があるかなと期待する。動画とコメントを介したスパイラル。

自分たちのコメントが制作の原動力になってるなんて、ファンは萌えます。きっと。(ﾉ∀＼*)

まとめると、観客側で起こってるのは、ちょっとした好意からはじまって

コメントをつけているうちにどんどん深みにはまってファン化するみたいな現象？

もちろんそうじゃないことも多々あるでしょうけど、適当にモデル化するならこんな感じかなと。

さてさて。何だか少しアイドルが生まれる理由が見えてきたでしょうか？

うーん、あともうひと息ですかね。(´・ω・｀)

良いコンテンツが生まれて、それを応援するファンが出てきたとしても、

一投稿者があれだけのアイドル化しちゃうレベルにいくにはまだ何か足りないですよね。

次回はその秘密を探るべく。どうやら心理的な仕掛けもたくさんあるっぽいよ。