情報の発信者と受け手の間にあるギャップ

ヤフー・バリュー・インサイトが「情報メディア」 に関する自主調査を行ったそうな。

2008年2月29日付けのプレスリリース より。


サマリーは以下。

・従来4大メディア(テレビ、新聞、雑誌、ラジオ)の利用度は軒並み低下。
 「テレビ」 「新聞」 は信用度もダウン
・Web系メディアでは 「ポータルサイト」 の利用度が大幅に低下。
 「Q&Aサイト」 「動画共有サービス」が存在感示す
・Web系新メディアの 「動画共有サービス」(YouTube等)は、閲覧経験者が6割を上回る
・Web系新メディアの 「3Dリアルタイム仮想世界」(セカンドライフ等) は
 認知率で7割に迫るも、閲覧経験者は1割以下


中身を見ていて気になったのは、次の図*1です。


「自分の情報を他人に提供したい」人はブログやSNSを利用する割合が高いのに対して、

「他人から情報を得たい」場合は、Q&Aサイト、掲示板の割合が高くなるって傾向。

情報を発信する人と、情報を求めてる人が使うメディアが違っているんですね。


このギャップを見て、最近読んだブログエントリーを思い出しました。

Liner Note - CGM(UGC)サイトに情報を書き込んでもらうにはどうすればよいのか

情報発信者としてのアテンションが自分に向くのか、それともサイト側に向くのかって違い。


上のエントリーで言われているように、このギャップを埋めるために

CGM として情報発信者が利用するブログなどの情報を収集するってのも一つの解決策だけど、

逆に、CGM サイト側で情報発信者のアテンションに対する欲求を満たせるような工夫

できないものかなぁと思ったり。難しいのかな??


これについては、別の機会にもう少しまじめに考えたいです。

*1:図はプレスリリースのページから加工して転載