Web 制作会社の "見えない" 実力って
昨日のエントリー: 信用できる Web 制作会社ランキング? - カタコト日記
のつづきね。
最終的にできあがるサイトは "見える" 成果なわけで、
当然どこの制作会社も精一杯がんばってやるよね。アピールにもなるし。
(それ以外は手を抜いてると言ってるわけではないので、あしからず…)
ただ、悲しいかな、同じようにがんばっても、
制作会社の実力次第で差がでるのは確かなんだよね。
その "努力の結晶" は、見る人が見れば、SEO、Web標準、ユーザビリティだけでなく、
アクセシビリティや、ライティング力、更新しやすいつくりになっているか、
果ては開発終盤で時間なくてやっつけちゃったんだなぁーなんてことまで、
透け透けでわかっちゃうらしい。こわいねぇ。ヽ(ヽ´Д`)ヒイィィィ!
でもね、現場の中心にいる発注側の Web 担当者さんたちが苦労するのは、
最終的なサイトのクオリティを高めること『だけ』じゃないってのが今回のミソ。
そう、"見えない" 結果ってのが必ずついてくるのです。
プロジェクトを進めるには、会社の "上の人たち" をまきこんで何かを決定したり、
いろんな部署にコンテンツ作成の協力をあおいだりしないといけないでしょ?
特に、Web サイトをそんなに重視してない会社だったり、担当者自身が
なりたて新人くんだったりすると、それはそれは大変なのです。
上の人ヽ(`Д´)ノ 「なんで設計にこんなにコストがかかるんだ。半額にしろ!」
上の人ヽ(`Д´)ノ 「おれはこの色はキライだ。赤にしてくれ。」
同僚 ( ´∀`) 「自分の仕事で手一杯なんだから、仕事増やすなよぉ。」
同僚 ( ´∀`) 「そっちの部署の仕事なんだから、自分たちでやってくれ。な?」
か、かわいそうに…。で、こういう原因のほとんどが、
- 会社として Web サイトの重要性を認識してない / 図りかねている。
- Web 制作のワークフローや意思決定プロセスの周知が徹底されていない。
- サイトに関係する仕事 = Web 担当者 / 事業部の仕事だから他人事、って構図。
などなど。
要は啓蒙活動と根回しをしっかりすればいいってことなんだけど、なかなか難しいのよね。
でも、"実力" のある制作会社は、ここをしっかりとフォローしてくれるみたい。
逆に言うと、ここをぎゅっとつかんどけば、後々やりやすいってのを知ってるんだろうね。
これって、発注側としては何にもかえがたいメリットなんじゃないかな。
プロジェクト成功への近道でもあるし。
またまた長くなってきたので、つづきは次のエントリーで。