Web 業界の競争ってどんだけ激しいの?


昨日のエントリー:制作会社がワークフローを隠す(?)理由 - カタコト日記

のつづき。


どうして大手を含む多くの Web 制作会社は、自分とこの会社にちゃんとした情報を

載せないんだろう?ってのを考えてたら、今度はタイトルのような疑問がわいてきちゃった。


Web 制作業界は参入する会社がどんどん増えてて、競争が激化してるって話とか記事とか

よく見るんだけど、それってどの程度のものなのかなぁ …と。

Web 業界で、回転寿しと築地の寿司屋みたいな共存関係は成り立ってるの?

確かに、会社の数が増えると競争相手も増えるわけだから、競争が激化してるとも

言えるんだけど、制作会社選びはくじ引きじゃないんだから、( たぶん (´∀`*)

そんなに単純じゃないことは明らかだよね。


ここで問題なのは、

Web 制作会社を取り巻く市場が、クオリティ×価格という面において二極化してる

ってことなのかなと。ま、どこの市場でもよく起こってる動きなのですが。

見出しに書いたお寿司屋さんとかも乱暴に言っちゃえばそう。


Web 制作会社を選ぶときに、最も大きく響いてくるものの一つが "実績" だったりします。

「おぉ、ここのサイトもこの会社が作ってるのかぁ。すごい。じゃ、ココで!」

とまぁ、もちろん即決することはないんでしょうけど、星の数ほどある制作会社から

実際に会ってみたい会社をフィルタリングする際の一つの基準にはなるのね。

(そして多くの場合、選ぶ側、特に意思決定者にとってすごく "わかりやすい" 基準)


この一次フィルタを通過しないことには、話すら聞いてもらえないんだから、

実績のない新参者は最初っからかなり不利。だから、中には「価格で勝負!」ってとこも

出てくるわけだよね。それは、彼らが選んだ市場の中で生き残るための戦略です。


一方、実績を挙げて成長している制作会社は、その分ノウハウもたまるし

人や組織も成長して、クオリティの高いものを作り出す基盤ができてくるよね。

そうするとクライアントからの信頼も高まるし、継続的に案件を引き受ける率も高まって

実績もたまる。と、その実績にひかれた新しいクライアントから話が…っていう良循環。


市場の中にこうした異質なベクトルを持った企業がワラワラと存在するのは、

消費者(ここではクライアント企業)にとっては選択肢が増えるし好都合なハズ。

"ハズ" と書いたのは、好都合になるのは、クライアント企業がきちんとこの状況を

把握してたらという条件つきだからです。



あぁ、余計なことを書きすぎて、また話が終わらないのね。(´・ω・`)

長くなってきたのでつづく。

実は Web 業界ってまだまだ未成熟 - カタコト日記